lifediary

生活の備忘録、気付きなどのまとめ。 平日ははセラピスト(作業療法士)として訪問リハビリを行いつつ週末は農業、夜間は音楽制作や読書などして過ごします。

follow us in feedly

生姜を植えました! 家庭菜園ス /有機栽培・オーガニックというマジックワードを捉え直す。

f:id:wellsound2013:20140511193225j:plain 

週末農業として、米専業農家の実家の手伝いをしつつ、

自分も空いている畑で開いた時間に作物を作り始めました=家庭菜園スと命名。
第一弾として生姜を植えました。
今後も空きスペースに色々植えていく予定です。
 
植えたのは二種類です。
中生姜=辛味が強い
大生姜=香りが強い
 
生姜を選んだ理由
  • 生姜はアーユルヴェーダではどの体質の人にもとても良い食べ物とされている
  • 好物で普段の食卓にも欠かせないもの
  • 比較的作りやすい。手間がかからない
  • 実際買うより安くつく
  • 大量に出来ても保存がきく(ガリや粉末、冷凍等)
作り方を教わる
実家の米農業を手伝いに来てくれるおじさんにレクチャーしてもらいました。
その方は本業はシイタケ農家です。また実家は豆腐屋さんです。豆腐屋さんだけあって、大豆や生姜をはじめ多くのやさいを毎年沢山育てているそうなので、育て方を聞くには丁度良かったです。
 
 
肥料はその方が自作した有機肥料を分けて頂きました。魚粉、種カス、米ぬかを混ぜて発酵させたものだそうです。所謂有機肥料です。臭いイメージでしたが、実際は結構良い匂いがしていました。石灰、化成肥料、農薬は使わなくても充分育つそうです。
 
ということで有機栽培で作ることにはなったものの、実は有機栽培にそれほど執着しなくなって来ています。佐々木俊尚氏のキュレーションや著書 '簡単、なのに美味い! 家めしこそ、最高のごちそうである。'でも紹介されている'キレイゴトぬきの農業論' と言う本を読んで以来、最近マジックワードになってしまっている'有機'、'オーガニック'をの実際を、客観的に見れるようになったからです。
本の内容をものすごくざっくりまとめると、現在の農薬はかなり規制が厳しく、言われるほど危険ではない事、美味しい野菜を作る上で最も重要な要素は、季節・品種・鮮度であるそうです。そこを押さえずに有機をしても美味しくならないそうです。確かに有機というだけで盲目的になっていたかも知れません。もちろんうまく育てた有機栽培の野菜が美味しくて体にいいことは言うまでもありませんが、有機かどうかだけで判断できないのだという視点を持てたという事がポイントです。この本はこれから農業始める人はもちろん消費者の側にこそマストな著書だと思います。
 
家庭菜園スの方針
本業があるので、時間もコストも限られたなかで栽培することになります。それを踏まえて、有機であるかどうかにこだわるのではなく、ベストな選択を模索していきたいです。とはいえ様々な農法に関心があるので、アンテナは張っていたい。周りには家庭菜園において、自然農法=有機肥料さえも使わない方法を実践している猛者もいるので、情報交換をしつつ、どれが一番美味しく作れるか研究して行きたいです。
 
そして、別の切り口からも、有機栽培については今後記事にしたいと考えています。人類規模で、貧困や飢餓の問題、環境問題からみた化学肥料や効率化とその対局にあるオーガニック農法双方の捉え直しについてです。

 

栽培のススメ

今回教えてもらった事を振り返ると、一般的な育て方の方法はネットなどで調べても沢山見つけることができるしプランターでも育てられるので、生姜は誰でも始めやすいと思いました。読んでいて感心を持った方も是非挑戦してみてください!植えるのに適した時期は4-6月です。植える時期は有機で有るかよりも大事なのでお見逃しなく。

 

キレイゴトぬきの農業論 (新潮新書)

キレイゴトぬきの農業論 (新潮新書)

 
 

 

 

簡単、なのに美味い! 家めしこそ、最高のごちそうである。

簡単、なのに美味い! 家めしこそ、最高のごちそうである。